work of shirai farm
白井牧場のお仕事
生産・繁殖
年間30頭のサラブレッドを生産。
強い馬づくりへの第一歩。
人との信頼関係をゆっくり育みます。
白井牧場では自己繁殖による販売馬や預託馬を繁養。当歳は競走馬のスタート地点として大切な時期なので人と接する時間を多めにとり、スタッフは我が子を育てるようにサラブレッドとの信頼関係を深めています。サラブレッドの放牧地は、1頭あたりのスペースを広くとることで運動量を増やしています。
中期育成
後の基礎体力を決める大事な時期。
成長を促す環境を整え。
しつけや馴致にも力を入れます。
競走馬は離乳から1歳にかけて自立心が養われ、体がグンとたくましくなってきます。
この時期からは馬場で引き運動を始めたり、ウォーキングマシンで歩行させたりと、基礎体力を身につけさせながら、春から夏のセリに向けてしつけや馴致に力を注ぎます。たてがみなどの身だしなみを整えるのも大切な仕事です。
後期育成
レースに向けて本格トレーニング。
日々積み重ねられる豊富な調教。
心のケアやケガの治療も万全に。
サラブレッドは1歳の秋頃には、本格的なトレーニングを始めます。騎乗練習やスピード調教、坂路での体力づくりなど、肉体を徹底的に鍛える大事な時期。同時に”スポーツ選手”としての闘争心を芽生えさせる心のケアやケガの治療にも細心の注意を払い、最高の状態でレースに向かえるように努めています。
and that you have to cherish
大切にしている想い
競馬をもっと、熱く、楽しく。
生産と育成のふたつを兼ね備えた白井牧場。
私たちに預けていただく全てのサラブレッドは皆さまの大切な財産です。スタッフはその自覚と責任としっかりと持ち、皆様の夢や期待に応えられる技術を磨き続けています。私たちが手塩にかけ、ストレスを与えないように能力を引き出した競走馬がレースに勝つこと。それはオーナーさまはもちろん競馬ファンにも、気分が高揚する一幕をお届けすること。そのお手伝いをすることが、私たちの仕事と考えています。
サラブレッドの良き教育者であれ。
当歳馬も1・2歳馬も人間にたとえるとするなら、まだまだ幼児や小学生のようなもの。サラブレッドの育成方法や調整方法は数限りなく、それぞれの馬にあった手法を見つけるしかありません。ただひとつだけ言えるのは、サラブレッドは接する人によって速くも遅くも、気性が穏やかにも荒くもなるということ。当牧場のスタッフはサラブレッドにとっての良き理解者であり教育者であるために、知識や技術を向上させる努力を惜しみません。